ソーラン節、よさこい踊りなどリア外国語大で日本文化祭

ソーラン節、よさこい踊りなどリア外国語大で日本文化祭
 リア外国語大学日本語学科は5月2日、南ジャカルタ・パンチョランのキャンパスで日本文化祭「マンガ・イン・アクション」を開催した。学生や親子連れなどが書道や茶道の紹介を通じて日本文化を楽しんだ。
 「日本文化の日 2013」と書かれた赤い鳥居をくぐると、たこ焼きやかき氷の出店が出現。アニメグッズなども販売され、アニメ「ワンピース」のキャラクターに扮したコスプレーヤーなどと記念撮影する親子連れなど、多くの人でにぎわった。特設ステージでは、ジャカルタ軽音楽部やアマチュアバンドによる日本のポップス音楽の演奏、よさこい踊りなどが披露された。
 同大の学生15人によるソーラン節が始まると、会場は熱気に包まれ、勇ましい”ソーラン、ソーラン”の掛け声が会場にこだました。フィナーレでは来場者全員で盆踊りを踊り、文化祭は幕を閉じた。

 

ジャカルタの私立高校に「MOTTAINAIクラブ」

ジャカルタの私立高校に「MOTTAINAIクラブ」
 インドネシアの首都ジャカルタの私立高校、国際イスラム高校に6月、省エネを訴える「MOTTAINAIクラブ」が誕生する。創部メンバーは20人。クラブでは、環境をテーマにした写真展の開催はじめ、地元企業を訪問し、エネルギー問題について話し合ったりする中で、環境や節約の重要性を訴えていく。海外の学校に「MOTTAINAI」のクラブができるのは初めて。
 「MOTTAINAIクラブ」創部のきっかけは、国際協力機構(JICA)の日本人講師による講演だった。昨年12月、日本の経済産業省からJICA専門家として、インドネシア・エネルギー鉱物資源省に派遣されている矢野友三郎さん(59)が同校で講演。日本の節水や節電の取り組みや、資源の再利用を呼びかけ「MOTTAINAI」の歌を紹介した。これに生徒が共感し、創部が決まった。
 JICAは現在、エネルギー鉱物資源省と協力し、同国初の省エネを呼びかけるビデオの製作を準備中だ。「MOTTAINAIクラブ」のクラブ員は、このビデオのエンディングでMOTTAINAIの歌を歌う予定だ。
 MOTTAINAIキャンペーンはノーベル平和賞を受賞したケニアの環境活動家、ワンガリ・マータイさんが提唱、2005年から始まった国際的な活動で、資源循環型社会の実現を目指している。

EPAで来日したインドネシア人介護福祉士2人が現場で汗

EPAで来日したインドネシア人介護福祉士2人が現場で汗
 日本・インドネシア両国の経済連携協定(EPA)に基づく介護福祉士候補者の受け入れ事業で来日し、和歌山県内の特別養護老人ホームで働いていたインドネシア出身の女性2人が今春、国家試験に合格。EPAでは和歌山県内初の合格者となった2人はいま、日本の福祉の現場で日々奮戦、快い汗を流している。
 この2人は、和歌山県有田市宮崎町の特別養護老人ホーム「田鶴苑」で働くディナ・ディアナ・プスピタさん(26)さんと、御坊市名田町の特別養護老人ホーム「日高博愛園」で働くニケン・ヤスティ・プラティウィさん(27)さんだ。インドネシアではディナさんは助産師として働き、ニケンさんは小学校でコンピューターを教えていた。2人とも以前からアニメなど日本文化が好きだったこともあり、日本行きを決意したという。
 2人は2009年11月に来日。当初は故郷が恋しくなることも少なくなかった。また、2人ともイスラム教徒で信仰上、口にすることができない食品があるため、スーパーなどへ買い物に行ってもひとつ一つ、品質表示のチェックに想像以上に時間がかかった。それだけではない。言葉の問題もあった。来日前の集中研修で日本語の基本は学んだが、和歌山の方言の意味が分からず困ったという。しかし、入所者や周りの職員に教えてもらい徐々に慣れていった。
 入浴、食事の介助、レクリエーションなど2人の業務内容は幅広いが、ディナさんについて、彼女の指導にあたる田鶴苑の福島佳世子主任は「ディナさんはどんなときでも、いつも笑顔で、周りの職員にいい影響を与えてくれる」という。また、日高博愛園の女性入所者は「ニケンさんは優しくて、よく気が付く。インドネシアからきた人なんてことは少しも気にならない」と話している。
 2人は、これからも日本でいろいろなことを学びたいとし、そのうえでディナさんは「助産師の経験を生かした仕事にも幅を広げられたら」、ニケンさんは「インドネシアで介護の知識を広めたい」と意欲的だ。

シーラカンスの謎に迫る 福島の水族館がマナドで調査

シーラカンスの謎に迫る 福島の水族館がマナドで調査
 福島県いわき市の水族館「アクワマリンふくしま」の調査隊が5月28日、生きた化石と呼ばれる古代魚シーラカンスの謎に包まれた生態を調べるため、インドネシア・スラウェシ島北部、北スラウェシ州マナドに入った。同水族館は2005年にインドネシアで調査を開始、東日本大震災後も困難を克服して調査を続け、今回が節目の10回目だ。この間、06年に日本の研究チームとして初めてシーラカンスの撮影に成功、また09年にはシーラカンスの稚魚を世界で初めて撮影するなどの業績を残しており、今回は繁殖行動などの生態にさらに迫りたい-としている。
 調査隊には地元サムラトランギ国立大学内に昨年開設されたシーラカンス研究所のメンバーらも参加する。船上から操作できる自走式水中カメラを使ってマナド沖の深さ100~300㍍の海底にある洞窟でシーラカンスの撮影を目指す。調査は6月10日ごろまで続けられる。

インドネシアの劇団「en塾」が来春来日し初の日本公演

インドネシアの劇団「en塾」が来春来日し初の日本公演
 インドネシア人学生でつくる日本語ミュージカル劇団「en塾(えんじゅく)」の団員約50人が2014年4月来日し、2009年の結成以来初の日本公演に臨む。熊本県と東京都で公演した後、東日本大震災の被災地、福島県と宮城県を訪問する。以下、じゃかるた新聞が伝える概要を紹介する。
 en塾の日本公演が実現したのは、同塾の支援者が昨年、熊本インドネシア協会に同塾を紹介。関心を持った同協会から公演依頼があり、訪日が決まったもの。公演ではミュージカル「吾輩はニャンコである」の上演や、フィナーレには出演者全員で日本への応援曲「桜よ」を歌う予定。
 今年1月にインドネシアを訪問した際、安倍晋三首相は、ジャカルタで当初予定された演説の中でen塾を取り上げることになインドネシアの劇団「en塾」が来春、初の日本公演
っていた。しかし、日程変更により演説会が取り止めになった経緯がある。ただ、安倍首相は自身のフェイスブックページでも動画サイトのユーチューブに投稿されたen塾のオリジナル曲「桜よ」を紹介。再生回数が大きく増加した。
 「桜よ」は当初、ミュージカル用に制作され2011年3月10日に収録準備が整っていた。だが、翌11日の東日本大震災が発生したため、後半の歌詞を追加し、日本を応援する曲に生まれ変わった。作詞は同塾を指導する甲斐切清子さん、作曲は当時、劇団の団長だったファトリさんが担当。同年5月には日本を元気にしたいと同塾の団員と学生500人が大合唱し、復興への願いを歌に乗せた。甲斐切さんは4月10日に安倍首相に面会し、en塾が日本で公演することをとても喜んでくれた-と懇談の様子を笑顔で話している。